蓮田市総合文化会館ハストピア オープン!
2016年10月15日、埼玉県蓮田市に新たな文化施設「蓮田市総合文化会館 ハストピア」がオープンしました。これまで蓮田市内には文化会館がなかったため、近隣の文化会館を利用していた市民からは大きな期待が寄せられています。メインホールのどきどきホール(634席)のほか、スタジオ3室、ギャラリー、多目的ルーム、和室、創作ルームがあり、さらに、市民が日常よく利用している蓮田市総合体育館パルシーと隣接しており、二つの施設に訪れる市民の間に新しい交流が生まれることが期待されています。
●基本設計から市民参画
市民に親しまれ愛される施設をつくるため、市議会議員・学識経験者・文化団体等関係者・公募委員・若者代表など市内各分野から選出された25名の議員で構成される「(仮称)蓮田市総合文化会館建設計画懇話会」を設置し、広く意見を求めました。4年間30回会議を開催し、基本設計から実施設計、管理運営計画を検討してきました。
●市民が支えるハストピア~多様なイベントの開催~
施設の計画のみではなく、開館後も市民が主体的にハストピアを関わることができるように、市民の準備組織としてハストピア・ワーキンググループを結成しました。多くの人に開館を知らせるために市内のイベントでPR活動を行い、さらに、市内の文化団体・学校と一緒に中央公民館・駅前で出前イベントを複数回にわたり開催しました。また、施設の完成後には見ることができない竣工前の総合文化会館の現場見学会を開催するなど、様々なイベントを行いました。
●ハストピアサポーターズの設立
開館後、ワーキンググループはハストピアの運営を支援する市民参加組織「ハストピアサポーターズ」に移行しました。これまで行ってきた事業企画だけではなく、ハストピアで行う公演のホール運営スタッフも募集し、レセプショニスト講座を経て、2016年8月27日の避難訓練コンサートでデビューしました。
また、2016年11月に開催した市民自主事業「ハストピアフェスティバル」では、「市民の力でハストピアの全てを使いきる」というコンセプトのもと、どきどきホールでは演劇・ダンス・クラシック演奏・バンド演奏、ギャラリー・ロビーなど他の部室では展示や体験コーナー、ワークショップを行い、大盛況でした。
設計当時から市民に支えられてきたハストピア、これからどのような施設に成長していくのか、今後の活躍を期待しています。もし機会があれば、是非一度ハストピアに足を運んでみてはいかがでしょうか。(コンサルティング部門 呉)
蓮田市総合文化会館ハストピアサイト