札幌市中心部の再開発事業である「さっぽろ創生スクエア」は、放送局とオフィスが入居する高層棟と札幌市の施設である札幌市民交流プラザがある低層棟で構成され、地下には駐車場と地域冷暖房システムが設置されている。そして、札幌市民交流プラザには、札幌市図書・情報館、札幌文化芸術交流センター、札幌文化芸術劇場があり、クリエイティブモールでつなげられている。
4層構成で2,302席の札幌文化芸術劇場は、オペラの上演が想定されており、後舞台を持つ大型の舞台としている。また、クラシック音楽のための音響反射板は、他の吊物設備の邪魔にならない主舞台後部に収納している。そして、プロセニアム廻りはポップス系のコンサートなどでの持ち込みスピーカーにも配慮している。
448㎡の大練習室には175席の移動観覧席が設置されており、天井のグリッドや舞台照明、舞台音響についても演劇シーズンなどでの公演会場として利用できるように配慮している。
建築概要
- 所在地
- 北海道札幌市 MAP
- 設計者
- 日建設計・北海道日建設計JV
- 開館年
- 2018
- 延床面積
- 31,891.72㎡
- 施設構成
- 劇場(2,302席)、スタジオ(移動観覧席175席)、練習用スタジオ2室、屋内広場、中・小練習室各1室
施設種類
- 劇場
- ホール
- 多目的スペース
業務領域
- 設計段階、施工段階
- 管理運営計画段階
- その他