複数のエリアやタワーから成る麻布台ヒルズは、その開発コンセプトを「Modern Urban Village」とし、その柱として Green&Wellness を掲げている。
英国のヘザウィック・スタジオが手掛けた低層部やランドスケープのデザインにより、緑豊かなオープンスペースが複数展開され、それらが中央広場につながっている。
麻布台ヒルズ アリーナはその中央広場内に位置する屋外イベントスペースで、高さ約16mの「The Cloud」と呼ばれる特徴的なデザインの大屋根を有している。
弊社はこの屋外イベントスペースにおける特殊設備の検討を行った。
想定される多様なイベントに合わせ、照明・音響などの各種演出機器の仮設を可能とするため、意匠計画に配慮しながら大屋根を支える三本の柱に固定バトンや電源、コネクタボックスを設置した。
また、イベント用電源盤や、地中に配線ピットを設けた。屋外の催事に欠かせないキッチンカーの出店や、アリーナの中央部分にも展示物を配置しやすいなど、多様なレイアウトを実現すると同時に、来場者の安全性や、大道芸のパフォーマーが観客と一緒になって会場内を歩き回る演出なども可能にしている。
オープン後は弊社の運営プロデュース部門が、現場の管理・運営を受託している。
建築概要
- 所在地
- 東京都港区麻布台1-3-1、他 MAP
- 設計者
- 設計:森ビル・日本設計 建築デザイン:Heatherwick Studio
- 開館年
- 2023年
- 延床面積
- 中央広場:6,000㎡ 大屋根(投影):約800㎡
施設種類
- その他
業務領域
- 設計段階、施工段階
- その他
- 施設運営