TOKYO NODE は虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの高層部に位置し、イベントホール、ギャラリー、レストラン、屋上ガーデンなどが複合する新しい情報発信拠点として生まれた。
弊社はその中の TOKYO NODE HALL、GALLERY A/B/C を中心に、企画・設計段階から設計コンサルタントとして参画した。HALL、GALLERY 共に壁一面を全面ガラス張りとしており、皇居や東京の絶景を一望することができる唯一無二の空間になっている。弊社はその特徴的な意匠の空間を活かしながら、様々な演出に対応する機能を提案した。
HALL の客席は昇降装置を備えた可変型の段床により、シアター形式からパーティ形式まで 9 つのスタイルに対応するなど、固定席案も含め様々な可変機構の検討を行った。また、舞台背景のガラス面を遮光する暗幕と国内最大間口の巻取りスクリーン、高い天井にも対応する LED ムービングライトを導入し、様々な演出を可能にした。
3 つの GALLERY ではコンパクトなスピーカーを採用し、意匠に溶け込む納まりを実現した。そのほか、演出機器の仮設対応が可能な天井面や床配線を構築するため、細部に渡る検討・提案を行った。
建築概要
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8階、45階〜49階 MAP
- 設計者
- 森ビル・OMA・久米設計
- 開館年
- 2023年
- 延床面積
- 236,638.83㎡
- 収容人数
- TOKYO NODE HALL:338席(着席時)
ギャラリーA: 236㎡
ギャラリーB:1,020㎡
ギャラリーC: 217㎡
施設種類
- ホール
業務領域
- 基礎調査、基本構想・基本計画段階
- 設計段階、施工段階